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鹿児島市立図書館の司書業務が民間委託へ
昨日、朝日新聞鹿児島版で、鹿児島市立図書館の開館時間が9時まで延長され、6300万円が計上されていることがわかりました。
このお金は、司書の業務(現在は非常勤嘱託)を民間企業に委託するというものです。
鹿児島市立図書館は交通不便な場所にあります。2時間延長で、利用者が増えることは、考えられません。

いろんな問題を抱える民間企業への委託はやめてほしいと市長への手紙を出すことにしました。
長くなりますが、掲載します。

鹿児島市長 森博幸様  

 鹿児島市立図書館嘱託職員民間委託についてのお願い

 日頃、鹿児島市立図書館、公民館図書室を大いに利用させていただいています。ことに谷山北公民館建設の折には、委員会を作って私たち市民の声を数回にわたり聞いてくださり、その意見が反映された図書室の誕生を本当に嬉しく思い、心から感謝しております。明るく使いやすい図書室、幼い子にも配慮した親子読書室、そして何より司書のいる図書室は、地域に愛され人々の交流が生まれ、新しいコミュニティの核となっています。
 市長の市民と協働の街づくりの姿勢を実感した者として、申し上げたいことがあります。...

 1、図書館の司書業務を民間企業に委託しないでください。
 平成26年6月より鹿児島市立図書館の嘱託職員が民間委託に移行される計画を知りました。
 嘱託職員が司書として担うカウンター業務は、とても重要な業務です。現在、市立図書館はその利用者の多さから、カウンター業務は煩雑さを極め、本の貸出し返却に追われています。そんな中で司書が、利用者の相談に応じ、求めている情報を的確に案内するのがレファレンス(相談業務)です。司書のレファレンスは、問題を抱えた市民の手助けになると同時に、司書が市民の課題に気付き図書館の蔵書を充実させていくことができます。図書館の蔵書は、こうして利用者が作っていくものなのです。直接市民の声を聞くレファレンス業務こそ、市民にとっても行政にとっても財産です。それを民間に委託するのは大変残念です。司書は、このレファレンス業務の他にも、障害者や高齢者、乳幼児と母親など、図書館利用に障害がある方たちへの支援、対応にも専門的な知識技術を持って対応し市民サービスにあたる必要があります。有能な司書も、市民にとって大きな財産なのです。
民間企業は直接的でないにしろ利潤を生み出すことを主たる目的にしています。長期にわたる市民のための図書館運営や蔵書管理、有能な司書の育成などは考えられません。県内外の他の図書館を見ても、民間委託された図書室の司書の労働条件は下がっています。不安定な雇用形態や労働条件は、司書の労働意欲に大きな影響を与えます。
 そして何より一度民間に手渡せば、行政内に図書館運営のノウハウが失われます。市の図書館についての政策立案力が弱まってしまいます。また特定の企業に委託することは、地域の活字文化を支えてきた地元書店の衰退にもつながることが危惧されます。

 2、図書館職員間の連携への支障
 図書館業務はチームワークを必要とします。嘱託職員を民間委託すると、図書館の中で雇用先の異なる職員が働くことになります。市の職員が、委託職員へ直接指示すると偽装請負となるため、お互い関わりにくくなることが予想されます。市民の声も届けにくくなります。また市立図書館と公民館図書室との連携、学校図書館への支援は充分行えるでしょうか。公務員のように守秘義務罰則規定のない民間企業が、図書館利用者の個人情報をきちんと守ってくれるでしょうか。

 3.時間延長の問題点
民間に委託することで、午後9時まで開館時間を延長すると聞きました。現在、9時まで開館している館が県内にありますが、貸し出しなどの実績はそれほど上がっていません。また青少年健全育成や利用者の危機管理などでも問題を抱えていると聞いています。2006年に鹿児島市立図書館の開館時間が19時まで延長された折、当時の図書館長は「夜になるともよりのバスの便が減り、暗くて人通りも淋しくなる立地を考慮して、さらなる延長は見合わせた」と発言しています(南日本新聞2006年3月18日)。この交通不便な立地条件が変わらないなかでの時間延長は、図書館を利用する市民にとっても、働く司書にとっても、問題を残すのではないでしょうか。また、光熱費などの費用もかさみ、利用者増加との費用対効果の面での調査や検討はなされたのでしょうか。6300万円の予算を組めるなら、時間延長より利便性のいい場所(たとえばキヤンセなど)に図書館サービスの拠点を作る方が、市民にとっては有効かと思われます。

4.安定的、継続的図書館運営を行うために
 今回嘱託職員の民間委託が考えられた要因に、現在嘱託職員が担っている仕事があまりにも軽視されていることがあると思われます。煩雑さに追われ、本来司書が行うレファレンス(相談業務)がほとんど行えない現状も問題です。
 本来の図書館サービスを行うには、あまりにも人手不足と思われます。また正規職員は行政職員も教員籍も異動があり、長期的な図書館運営を行えません。また専門職(司書)が正規職員に居ない時があるのも問題です。司書資格を持った正規職員をぜひ置いて下さい。そして、司書資格を持ち、日々仕事に励む嘱託職員を専門職として大切に育てていくことを考えていただきたいと思います。
 市長もご存知のように、谷山北公民館に続き平成21年度より公民館図書室に司書が配置され、施設の古い図書室でも利用者数が増え貸出し冊数が本館を上回りました。数字の上で公民館司書たちの力が示されたにもかかわらず、公民館司書の5年雇い止めで、平成21年採用の司書が大量にやめざるを得ませんでした。やる気があり絶えず最新の知識を自腹で学んでいた司書たちが図書室を去らざるを得なかった事は、私たち市民の財産が行政により奪われた思いでいます。せめて相互間移動や学校図書館司書、市立図書館の嘱託と同じ10年働けるようにして欲しいです。
5.鹿児島市立図書館の使命について
図書館は生涯学習の拠点であり、自立した市民を育てる場所です。鹿児島市には様々な施設の経費削減という課題があるとは思いますが、図書館は効率では図れない役割を持っています。首長が強いリーダーシップで図書館を重視した鳥取県、伊万里市など素晴らしい図書館があります。鹿児島市立図書館もそれに負けない図書館になれると思います。森市長のこれまでの市政を見てきたからです。
 図書館の指定者管理への移行は各地でありますが、一方、一度指定者管理になり、また直営に戻っている図書館もあります。<安来市立図書館(島根県)佐賀市立東与賀図書館(佐賀県)出雲市立大社図書館(島根県)出雲市立平田図書館(島根県)飯島町図書館(長野県)善通寺市立図書館(香川県)小郡市立図書館(福岡県)>
 その理由は、直営のほうが、市の行政とスムースに連携がとれて、住民サービスが充実し、経費もかからなかったからだといいます
 公共図書館はすべての住民に「知る」「学ぶ」「読む」権利を保障する施設であり、情報格差・教育格差を解消して誰もが豊かに生きる社会を作るのに重要な役割を果たします。私たちは皆、公共図書館の支えを必要としています。
 森市長のご英断により市立図書館が守られ、さらに発展することを期待いたします。

                         鹿児島市立図書館に期待する会


(もし、共感していただけるのなら、みなさんも、何らかの意思表示をしていただけませんでしょうか)

 
posted by: tanechan | 公立図書館 | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
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